発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007308725
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17歳女。左膝関節痛・可動域制限を主訴とした。跛行を認め、左膝関節は屈曲後-20°の伸展制限(ロッキング)、外側のmeniscus sign(+)、外側関節裂隙圧痛(+)であったが、腫脹および関節液貯留は認めなかった。関節鏡で外側半月板後節の明らかな可動性の増大を認めたため、不安定外側半月板と診断した。外側半月板の中節部~後節部にわたる関節包付着部および外側半月板実質外縁にthermal shrinkageを施行して外側半月板の異常可動性を改善した。術後、膝関節痛およびロッキング症状は消失し、1年経過して症状の再発は認めていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2007