発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006091341
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beautiful bone scanを呈した45歳男性(症例1)と68歳男性(症例2)の胃印環細胞癌原発の転移性骨腫瘍について検討した.症例1は胸背部痛,症例2は腰痛と全身倦怠感を主訴とした.血液検査所見にて著明なALP血症を認め,X線では骨破壊像を認めなかった.MRI T1強調画像で全椎体の不均一な信号強度の低下,骨シンチグラフィーにてbeautiful bone scanを認めた.症例1は胃癌の転移と診断し,症例2は腰椎骨生検より印環細胞癌と診断した.2例ともフルオロウラシルとシスプラチンによる化学療法を行ったが,症例1は多臓器不全,症例2は播種性血管内凝固症候群にて死亡した
©Nankodo Co., Ltd., 2005