発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003099141
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著明な高ALP血症を主訴とし,播種性骨髄癌症の診断において骨シンチグラムとMRI検査が有用であった2例を経験した.症例1は50歳男.誘因なく左側胸部痛が出現した.受診時には右側胸部痛と両股関節痛が出現していた.メソトレキセート,5-FU,ランダによる化学療法を開始したが,播種性血管内凝固症候群(DIC)を併発して死亡した.症例2は63歳男.ALPの異常高値を認め,受診した.初診時,全くの無症状であった.原発巣不明の多発骨転移であったため,5-FU,ランダによる化学療法を開始した.化学療法,放射線療法を施行したがDICを併発し,死亡した
©Nankodo Co., Ltd., 2002