発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005275583
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下肢の深在性血管腫に対して非吸収性の塞栓物質であるポリビニル・アルコールを用いて塞栓術を行い良好な結果が得られた2例を報告した.症例1は17歳女,右足底部に40×40×50mm大の血管腫を認めた.塞栓術により腫瘍は25×30×40mmに縮小し,症状も軽減した.症例2は29歳女,左大腿内側広筋内に30×40×70mm大の血管腫を認めた.塞栓術により腫瘍は20×20×60mmに縮小した.長時間起立での痛みが残存し仕事上問題があったため最終的に腫瘍切除術を要したが,塞栓術を行ったことで切除範囲を小さくすることができた
©Nankodo Co., Ltd., 2005