発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249784
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47歳男.主訴は右母指伸展不能.自転車走行中に転倒し,右手背側を地面に強打し受傷した.単純X線,CT所見より,第2中手骨基部骨折に続発した長母指伸筋腱(EPL)皮下断裂の診断で,受傷9日後に手術を施行した.術中所見では,第2中手骨基部骨折は長橈側手根伸筋(ECRL)による裂離骨折であった.転位した骨片を整復してHerbert mini bonescrewで固定し,ナイロンブレードで縫合補強した.術後4週間の外固定後に可動域訓練を行い,術後6ヵ月現在,母指の伸展は良好で,単純X線像で骨片の転位はなく,骨癒合良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2005