発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249773
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後方椎間板摘出術に後側方固定術を併用した腰部椎間板ヘルニア46例(固定群)を対象に,術後3~5年での臨床成績調査ならびにX線学的計測を行い,顕微鏡視下椎間板摘出術を施行した腰部椎間板ヘルニア42例(非固定群)と比較した.平均JOAスコアは両群ともに有意な改善を示していた.復職状況については,固定群での術前有職者36例全例がもとの職業に復帰していた.骨癒合は49椎間中41椎間で得られており,骨癒合率は83.7%であった.成績不良例は6例で,平均JOAスコアは平均改善率33.0%であった.偽関節例は8例で,全例1椎間固定例で臨床成績はいずれも良以上で,平均JOAスコアは平均改善率87.5%であった.重篤な腰痛の残存や新たな椎間不安定性の出現は認められなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2005