発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249568
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9歳男.誘因なく左股関節部の歩行時痛が出現し,これに伴い跛行も出現した.受診時,体重指数(BMI)30.2の高度肥満で,左側にDrehman徴候陽性を認めた.画像検査で左大腿骨頭すべり症と診断し,チタン性Cannulated cancellous hip screwを用いたin situピンニングを施行した.術後1年7ヵ月にスクリュー抜去術を施行したが,抜去から2年2ヵ月後に著しいすべりの増大を認めた.自覚症状がないため保存的治療による経過観察とし,抜去から3年7ヵ月の画像検査では右側の骨端線の完全閉塞とすべりの改善を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2005