発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249567
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
52歳男.20歳時に関節リウマチ(RA)を発症し,約20年前に両側人工膝関節全置換術(TKA),約10年前に左人工股関節全置換術(THA)を施行されていた.ベッドからの転落で左THAを脱臼し,その後も脱臼を繰り返すため受診した.歩行具なしで歩行可能であったが,骨盤傾斜と脚長差により補高靴が必要であった.術前検査で重度の冠状動脈狭窄が指摘され,二段階の手術的治療を行った.左カップ再置換術を施行し,約2ヵ月後には右側THAを施行した.歩行訓練により独歩退院となり,術後2年1ヵ月経過現在,歩容の安定と側彎の消失を認めている
©Nankodo Co., Ltd., 2005