発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004272409
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1992~2002年に三重県内の公立病院,私立病院3施設の入院患者中,入院中に自殺した脊椎疾患患者5例を対象に,医師カルテ,看護記録より,自殺例の特徴や傾向を検討した.5例の特徴は40歳以上で女性,頸椎疾患が多く,家族構成では特別な傾向はみられなかった.術前のJOAスコアは8点以下で,手術の行われた3例の術後改善率は50%以下であった.鬱状態は術前1例,術後3例みられた.自殺の時期は手術直前2例,退院直前2例,転院後1例であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004