発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004261968
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65歳女.農作業中に右足底部痛を感じ,鎮痛薬の処方を受けたが疼痛が改善しないため,受診した.右足底の母趾中足趾節(MTP)関節部に圧痛および軋轢音があった.母趾を背屈強制すると,MTP関節部に疼痛が誘発された.単純X線で母趾脛骨側種子骨に分裂を伴う,辺縁不整な斑紋状の濃淡陰影像を認めた.塩酸リドカイン,水溶性デキサメタゾンを脛骨側種子骨部に局所注射したところ,疼痛は著明に改善したが,効果が一時的なため,種子骨の摘出手術を施行した
©Nankodo Co., Ltd., 2004