発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004155459
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84歳女.トイレで転倒し胸腰椎圧迫骨折を負った.2日後,下肢に痺れ感や脱力感を覚え,翌日には歩行困難となり入院した.入院時の検査で弛緩性不全対麻痺と膀胱・直腸障害を認めた.MRI所見から脊髄硬膜外血腫が疑われたため緊急除圧術を施行,椎弓切除の時点で同血腫を確認した.術後は徐々に麻痺症状が改善し,約1ヵ月で歩行器歩行可能な状態となり,このころには膀胱・直腸障害もほぼ消失していた
©Nankodo Co., Ltd., 2004