発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004155454
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Knife lightを用いた直視下手掌部1小皮切法で手根管開放術を行った63例79手の成績を報告した.夜間痛は全例で消失し,痺れは95%の症例で消失した.Kapandjiテスト(10点満点)の成績は8~9点(平均9.7点)であった.二点識別覚は89%の症例が正常範囲内であった.合併症としての重篤な神経血管損傷は1例も発生しなかった.創部の疼痛・圧痛を2.5%に認めた.本手術法の大きな特長として,手掌腱膜が最大限温存されるので術後のpillar painの発生が少ないことが挙げられる
©Nankodo Co., Ltd., 2004