発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003185399
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骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折偽関節5例6椎体(女性,62~77歳)を対象に経皮的経椎弓根的骨セメント注入療法を行ったが,有用性について検討した.全例腰背部痛は手術当日より消失し,坐位可能となり,4例では術翌日より歩行可能となった.麻痺を有していた症例では,徐々に麻痺が改善し,術後4週で独歩可能となった.術前に両下垂足を呈していた症例も術翌日に車椅子乗車が可能となり,術後3週で麻痺は改善し,歩行器歩行が可能となった.また,術後1~3ヵ月のX線像で5例中3例に隣接椎体の変形を認めた.本法は侵襲が小さく,術直後より疼痛が軽減され,有用な方法と思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2003