発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003111205
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66歳男.左手尺側痺れと回外制限を主訴とした.狭心症の冠動脈バイパス手術後,左尺骨神経麻痺の症状が出現していた.尺骨神経は尺側手根屈筋とOsborne bandにより圧迫されており肘部管を開放して除圧した.橈尺骨癒合部は切除後,肘筋を挿入して再癒合を防止し,30°の可動域が得られたが満足が得られず,追加手術を施行し橈骨遠位で骨切り度60°回外してプレート固定した.術後1年で握力改善し,回内-5°,回外80°となり満足度は高かった
©Nankodo Co., Ltd., 2002