発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003019811
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44歳男.成人発症型Still病の診断下にステロイドのパルス療法を受け,内服薬の漸減内服中に二度,膝部痛のため受診した.左膝部病が増悪したため,入院となった.骨シンチ所見では,左大腿骨内側顆と隆骨内側顆に強い集積があり,大腿骨外側顆では荷重部の周辺に淡く集積を認めた.右大腿骨両顆にも強い集積を認めた.症状の強い左膝に対して手術を施行した.人工膝関節全置換術(TKA)を施行した.病理組織所見等により,ステロイド性骨壊死と診断した.術後4年の現在,経過は良好である.なお,右膝の症状は自制内であるため,経過観察をしている
©Nankodo Co., Ltd., 2002