発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003019802
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1991年以降Tossy分類grade 3の肩鎖関節脱臼に対して行ってきたDewar原法に肩鎖関節円板郭清,鎖骨遠位端切除を加えたDewar変法の治療成績と問題点について検討した.17例中,術後経過観察が可能であった14例を対象とした.川部の評価法において,優8例,良4例,可2例で,総合点は平均89.1点であった.術後X線像で遺残亜脱臼を5例に認め,これらのうち3例にスクリュー,移行骨片の損傷が原因の合併症を認めた.遺残亜脱臼例と整復位の得られている症例との川部の臨床評価における関連性は,5%以下の危険率で有意差が認められ,亜脱臼群の方が臨床成績が有意に低かった
©Nankodo Co., Ltd., 2002