発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003019801
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2000年6月~同年12月迄にプロスタンディン(PGE1)を用いて治療した腰部脊柱管狭窄症12例を対象とし,PGE1の効果判定としてサーモグラフィーを使用し,その有用性について調査した.JOAスコアはPGE1投与前平均17.8点から投与後20.8点と有意に改善し,JOAスコアが低下した症例はなかった.トレッドミル負荷による跛行距離は有意に延長した.安静時及びトレッドミル負荷時においては,下腿前面に有意差は認められなかった.JOAスコアの変化と温度変化の相関は,下腿前面・足背を全体として評価した場合,安静時,トレッドミル負荷時共に負の相関が認められた
©Nankodo Co., Ltd., 2002