発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002246168
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51歳女.4年前に全身性エリテマトーデス(SLE)と診断された.風呂場で転倒したさい左膝を捻挫し,同部に断裂音を自覚すると共に左膝の自動伸展障害が出現し,受診した.画像診断などから,左膝蓋腱皮下断裂と診断し,受傷後18日目に修復術を施行した.術後良肢位にて2週間のギプス固定を行った後,簡易型膝装具を装着する一方,持続他動運動(CPM)を開始した.6週目から荷重を許可し,8週目で全荷重とした.又,下肢伸展挙上運動は術後2週目より開始した.術後6ヵ月経過した現在,若干の膝蓋腱の肥厚を触知するが膝関節可動域は伸展0°,屈曲は155°と良好である.又,改善傾向はみられるが,20°の自動伸展不全が残存している
©Nankodo Co., Ltd., 2002