発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002244760
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16歳男児.左膝関節の痛みと伸展制限に気づいた.X線像で膝蓋骨の異常陰影を指摘され,受診した.画像診断などから左膝蓋骨腫瘍と診断し,摘出術を施行した.病理組織所見から,細胞の異型性は軽度で良性骨芽細胞腫と診断した.術後3日目より膝関節屈曲運動を開始し,1週間目に荷重を許可した.隆骨結節骨切り部は順調に骨癒合が得られ,術後7ヵ月で抜釘した.術後16ヵ月の現在,腫瘤の再発は認められず,膝関節の可動域制限もなく,なんら愁訴を認めない
©Nankodo Co., Ltd., 2002