臨床室
サッカーで受傷した前十字靱帯・内側側副靱帯および膝蓋腱同時断裂の1例
加藤 進太郎
1
,
立花 陽明
,
飯田 惣授
,
神成 文裕
,
織田 弘美
1朝霞台中央総合病院 整形外科
キーワード:
関節鏡法
,
腱損傷
,
膝外傷
,
靱帯損傷
,
スポーツ障害
,
前十字靱帯
,
縫合法
,
サッカー
,
膝蓋靱帯
,
膝関節内側側副靱帯
,
前十字靱帯再建術
Keyword:
Arthroscopy
,
Athletic Injuries
,
Knee Injuries
,
Soccer
,
Suture Techniques
,
Tendon Injuries
,
Anterior Cruciate Ligament
,
Patellar Ligament
,
Medial Collateral Ligament, Knee
,
Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
pp.642-645
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016307921
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16歳女。左膝関節痛を主訴とした。サッカーのドリブル中にタックルを受け踏ん張った際に断裂感があった。さらにバランスを崩して踏ん張り、膝くずれとともに再び断裂感が生じた。初診時には歩行不能で左膝関節前面を中心とした著明な疼痛と腫脹を呈し、MRI T2強調画像では前十字靱帯(ACL)と膝蓋腱の実質部断裂、内側側副靱帯(MCL)の大腿骨側での断裂を認め、ACL、MCLおよび膝蓋腱の合併損傷と診断した。二期的に膝蓋腱縫合術とACL再建術を行い、ACL再建術後1年6ヵ月時点で再建靱帯の緊張は良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016