発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002245088
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23歳女.右大腿部の腫瘤を自覚し,急速に増大したため受診した.生検術を施行した.病理組織学的診断はgrade IIの低悪性度の傍骨性骨肉腫であった.しかし,MRI T2強調画像で後方の骨外病変内に高信号領域が存在するため,高悪性度領域の存在を疑い術前化学療法(メソトレキセート,シスプラチン,アドリアシン)を施行した.腫瘍広範切除術及び人工膝関節全置換術を施行した.術後化学療法施行後,局所再発,肺転移を認めず,退院した.術後31ヵ月の現在,局所再発,肺転移は認めない
©Nankodo Co., Ltd., 2002