発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002222034
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40歳以上の内側半月後角横断裂37例,後角断裂以外の内側半月損傷50例のMRIプロトン密度像について検討した.後角断裂群のMRI評価では典型像24例,亜典型像10例,非断裂像3例であった.一方,対照群では典型像2例,亜典型像2例で,非断裂像が46例であった.また,MRIプロトン密度像の後角矢状断を検討した結果,後角陰影が高輝度像で満たされる場合,わずかに低輝度像が混じっても,それをホワイトメニスクスサインとして後角横断裂を診断すると,感受性91.9%,正確性92%であった.40歳以上の内側半月損傷患者38膝の関節鏡前MRI評価では,感受性92.9%,正確性89.5%であった.これらのことから,内側半月後角横断裂の鏡視前の補助診断として,MRI上のホワイトメニスクスサインは有用と思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2002