発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002220451
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大腿骨転子部骨折の安定型44例(女32例・男12例,高齢者)を対象に,術後歩行可能となるまで要した日を調べ,受傷から手術までの臥床期間が,術後リハビリに与える影響を検討した.手術まで1~3日をA群,4~5日をB群,6~10日をC群として,歩行可能な日数を調べたところ,A群平均10.2日,B群13.1日,C群20日であった.臥床期間1~5日と6日以上では,術後歩行となる日数は有意差をもって,5日以下短かった.これらのことから,大腿骨転子部安定型骨折では,術前の臥床期間を5日以下にすることが重要と思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2002