発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002220450
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18歳男.オートバイ乗車中に車と衝突し受傷した.左股関節は軽度腫脹,可動時痛を認め,軽度外旋位をとり,Drehman徴候陽性であった.また,下肢短縮はなく,膝・足関節に以上を認めなかった.X線で左大腿骨頭骨折を認めたが,脱臼位はなく,臼蓋側にも異常はなかった.CTで骨頭後方に約1/4の骨片を認め,左大腿骨頭骨折と診断し,観血的整復術を施行した.術後,骨折は整復され,骨頭の陥凹は消失した.外傷性骨頭単独骨折は稀で,国内で4例4報告,海外でも4例3報告のみである
©Nankodo Co., Ltd., 2002