発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002081043
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57歳男性.ガングリオンによる肘部管症候群の症例を経験した.患者は右肘と右手尺側の疼痛および痺れ感を主訴に受診したが,X線所見においては関節裂隙の狭小化や骨棘の形成が認められ,またMRI所見では右肘関節内側の尺骨神経に接して高信号を示す内部の均一な嚢胞様所見が認められた.これらの画像所見よりガングリオンによる肘部管症候群と診断しガングリオン摘出を行ったが,右肘および右手尺側の疼痛は術後,合併症や再発もなく,すみやかに消失した
©Nankodo Co., Ltd., 2001