発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002063322
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26歳男.13年前に右大腿骨遠位の骨肉腫に対して腫瘍広範切除術及び人工膝関節全置換術を施行していたが,右膝周囲に疼痛が出現し,徐々に増強した.単純X線で脛骨近位後側に骨融解を思わせる不整像を認め,CTではその遠位に軟部腫瘤像を認めた.切開生検術で骨肉腫と診断し,大腿骨近位のリンパ節に腫大を認めた為,右股関節離断術を施行した.病理組織所見で異型性の強い細胞の増生を認め,核は大型で大小不同も強く,一部に類骨の形成を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2001