発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002062257
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中下位頸椎脱臼骨折3例(男,平均49.7歳)に対し,骨移植を行わない頸椎後方インスツルメンテーション(IN)と,プレートを併用した頸椎前方固定術を一期的に行った.固定椎間は,前方固定は全例1椎間で,後方INは2椎間2例,1椎間1例であった.後方INにはBest Medical社製wavy rodを,前方INにはSofamor Danek社製ATLANTIS plateを用いた.後療法は全例術後5日よりソフトネックカラーを装着し,坐位,歩行を許可した.全例術後3ヵ月以内で良好な整復位での骨癒合が得られた.神経症状は全例術前Frankel DがEに改善し,頸部痛の遺残もなく,術後10~18ヵ月で経過良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2001