臨床経験
尿膜管遺残症19例に対する腹腔鏡下手術の治療経験
水川 卓丈
1
,
小出 紀正
,
久納 孝夫
,
尾上 重巳
,
吉田 克嗣
,
加藤 健司
1稲沢市民病院 外科
キーワード:
大腸疾患
,
術後合併症
,
腹腔鏡法
,
後向き研究
,
治療成績
,
手術時間
,
尿膜管遺残
,
尿膜管開存
Keyword:
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Retrospective Studies
,
Treatment Outcome
,
Operative Time
pp.178-182
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017343465
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尿膜管遺残症に対して腹腔鏡下手術を施行した19症例(男性14例、女性5例、平均年齢27.3歳)について検討した。平均手術時間は179.5分、出血量は少量で、開腹移行した症例はなかった。平均在院期間は5.5日で、創部は小さく、感染や臍部の変形やヘルニアなども認められず、整容面で満足いくものであった。術後平均36.1ヵ月の現在、合併症をはじめ再発、再入院、再手術は認められておらず、有用な術式と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2017