消化器癌におけるバイパス術とステント治療
消化器癌におけるバイパス術の意義と世界の動向
上西 紀夫
1
1公立昭和病院
キーワード:
胃腫瘍
,
消化管出血
,
幽門狭窄症
,
胃空腸吻合術
Keyword:
Gastroenterostomy
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Pyloric Stenosis
,
Stomach Neoplasms
pp.1027-1031
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016410211
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進展,転移した消化器癌による狭窄症状緩和目的で各種のバイパス術が行われてきている.その一つとして頻度の多い胃空腸吻合術を取り上げ,その歴史的変遷と意義について概説した.最近では消化器癌に対する治療法の進歩により,症状緩和目的だけではなく次の治療ステップを念頭においたバイパス術やステント治療が行われつつある.その治療の選択にあたっては,臨床上のみならず医療経済からの評価も重要である.
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