発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016351582
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20歳代男性。下腹部痛を主訴に著者らの施設へ救急搬送となった。入院時、検査所見より腸炎と考え、絶飲食および抗生物質点滴による治療を開始したところ、腹部所見は速やかに改善した。そこで、保存的加療を継続した、だが、第2病日目の造影CTでMeckel憩室穿孔が明らかとなったため、待機的に単孔式内視鏡手術を行い、Meckel憩室を切除した。その結果、患者は術後5日目に経過良好にて退院となり、現在まで腹部症状なく良好に経過している。
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