十二指腸乳頭部癌のすべて
十二指腸乳頭部癌に対する膵頭十二指腸切除とその成績
岡野 圭一
1
,
山本 尚樹
,
須藤 広誠
,
浅野 栄介
,
大島 稔
,
鈴木 康之
1香川大学 消化器外科
キーワード:
リンパ行性転移
,
膵空腸吻合術
,
膵頭十二指腸切除
,
総胆管腫瘍
,
胆膵管膨大部
,
発生率
,
リンパ節郭清
,
上腸間膜動脈
,
生存分析
,
治療成績
,
術後感染症
Keyword:
Common Bile Duct Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Lymph Node Excision
,
Pancreaticojejunostomy
,
Ampulla of Vater
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Survival Analysis
,
Incidence
,
Mesenteric Artery, Superior
,
Treatment Outcome
pp.603-608
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016244801
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十二指腸乳頭部癌は根治切除が可能な段階で発見されることが多く,膵頭部領域癌の中では比較的予後が良好な疾患である.治療法は外科治療の重要性が高く,基本術式は膵頭十二指腸切除術となる.十二指腸乳頭部癌はリンパ節転移を高頻度にきたし,非硬化膵で胆道感染を伴うことが多く,術後感染性合併症も多い.その特性や進展形式を理解したうえで手術を行うことが,この疾患の治療における重要なポイントである.
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