十二指腸乳頭部癌のすべて
十二指腸乳頭部腫瘍の内視鏡診断・超音波内視鏡診断
山本 夏代
1
,
伊佐山 浩通
,
石垣 和祥
,
梅舟 仰胤
,
秋山 大
,
高木 薫
,
渡邉 健雄
,
高原 楠昊
,
内野 里枝
,
水野 卓
,
木暮 宏史
,
松原 三郎
,
中井 陽介
,
多田 稔
,
小池 和彦
1東京大学 消化器内科
キーワード:
生検
,
腺癌
,
腺腫
,
総胆管腫瘍
,
胆膵管膨大部
,
消化器系内視鏡法
,
検査予測値
,
超音波内視鏡検査
,
超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引法
,
管腔内超音波診断
Keyword:
Adenoma
,
Adenocarcinoma
,
Biopsy
,
Common Bile Duct Neoplasms
,
Predictive Value of Tests
,
Ampulla of Vater
,
Endoscopy, Digestive System
,
Endosonography
,
Endoscopic Ultrasound-Guided Fine Needle Aspiration
pp.587-591
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016244798
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乳頭部腫瘍の内視鏡検査は,内視鏡的乳頭切除の普及に伴い,その適応を検討するために有用な検査である.乳頭部腫瘍を疑って検査を行う場合は,側視鏡による通常観察が重要である.生検は推奨されるが,生検と最終診断が一致しない場合もあり,乳頭切開や穿刺吸引細胞診(FNA)などが有用である.管腔内超音波(IDUS)や超音波内視鏡(EUS)は筋層や胆膵管への浸潤,進展を診断するうえで有用である.
©Nankodo Co., Ltd., 2016