十二指腸乳頭部癌のすべて
十二指腸乳頭部腫瘍に対する内視鏡的治療の適応と成績
岡野 直樹
1
,
五十嵐 良典
,
吉本 憲介
,
岩崎 将
,
原 精一
,
宅間 健介
,
岸本 有為
,
三村 享彦
,
伊藤 謙
1東邦大学医療センター大森病院 消化器内科
キーワード:
腫瘍侵入性
,
生検
,
腺癌
,
腺腫
,
総胆管腫瘍
,
胆膵管膨大部
,
消化器系内視鏡法
,
超音波内視鏡検査
,
治療成績
,
内視鏡的括約筋切開術
,
管腔内超音波診断
Keyword:
Adenoma
,
Adenocarcinoma
,
Biopsy
,
Common Bile Duct Neoplasms
,
Neoplasm Invasiveness
,
Ampulla of Vater
,
Endoscopy, Digestive System
,
Sphincterotomy, Endoscopic
,
Treatment Outcome
,
Endosonography
pp.592-597
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016244799
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近年,内視鏡診断の進歩により,十二指腸乳頭部腫瘍の発見機会が増えている.腺腫に対する完全生検および根治を目的とした内視鏡的乳頭切除術は施行されている.癌に対する基本治療は外科的手術であるが,近年早期癌に対する内視鏡的乳頭切除術の報告も増えている.しかし術前の早期癌の診断が完全ではなく,術後局所再発の問題などもあり早期癌に対する内視鏡的乳頭切除術は慎重に検討する必要がある.
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