発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016119599
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症例1:74歳男、症例2:71歳男で、両例とも胃癌にて腹腔鏡補助下幽門側胃切除術、Roux-en Y再建術を受け、各々術後2年1ヵ月に腹痛、術後5年2ヵ月に心窩部痛が出現した。腹部単純X線・造影CT所見より症例1はPetersen hernia疑い、症例2は絞扼性イレウスの可能性疑いにて緊急手術を行った。開腹所見では両例とも挙上空腸と横行結腸間膜の間隙をヘルニア門とする内ヘルニアを認め、嵌入小腸を整復後にヘルニア門を閉鎖した。術後経過は良好で、症例1は第7病日、症例2は第6病日に軽快退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2015