ERAS
血管外科手術におけるERAS
立石 渉
1
,
中野 清治
1東京女子医科大学東医療センター 心臓血管外科
キーワード:
医療費
,
開腹術
,
血管外科
,
血糖
,
退院
,
入院期間
,
大動脈瘤-腹部
,
周術期管理
,
栄養管理
,
創傷被覆材
Keyword:
Blood Glucose
,
Health Expenditures
,
Length of Stay
,
Laparotomy
,
Patient Discharge
,
Vascular Surgical Procedures
,
Aortic Aneurysm, Abdominal
,
Perioperative Care
,
Nutrition Therapy
pp.167-174
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015112269
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ERASプロトコルは大腸外科で発展した術後早期回復プログラムであり,術後合併症の減少,入院期間の短縮,医療費削減を達成することができる.血管外科領域におけるERASのデータは少なく,報告もきわめて少ない.血管外科領域では消化管の直接操作がない,全身血管病変のリスクなどがある,腸管虚血のリスクがある,出血量が多いなど,ほかの領域とは手技・病態・管理ともに異なる.よってERASプロトコルを血管領域にmodifyして利用していくことが必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015