外科領域のpros and cons
食道癌 術前化学放射線療法
村上 健太郎
1
,
松原 久裕
1千葉大学 先端応用外科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
EBM
,
Paclitaxel
,
治療成績
,
ネオアジュバント療法
,
Oxaliplatin
,
放射線化学療法
,
TPF Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Esophageal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Esophagectomy
,
Paclitaxel
,
Evidence-Based Medicine
,
Neoadjuvant Therapy
,
Chemoradiotherapy
,
Oxaliplatin
,
TPF Protocol
pp.1559-1564
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015031167
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
食道癌は,精緻なリンパ節郭清をもってしても,手術単独療法によるさらなる予後改善は限界と考えられる.現在,切除可能なStageII,III胸部食道癌に対して,術前fluorouracil(5-FU)+cisplatin(CDDP)療法+根治手術が,本邦における標準的治療として位置づけられている.しかし,StageIII例に対しては,パワー不足が指摘されており,さらなる強力な補助療法が望まれる.術前化学放射線療法は有望な治療戦略であり,補助療法の候補として期待される.
©Nankodo Co., Ltd., 2014