消化器癌に対するneo-adjuvant therapyの最新情報
進行食道癌に対するdown staging目的のneo-adjuvant therapy
川久保 博文
1
,
竹内 裕也
,
才川 義朗
,
大森 泰
,
北川 雄光
1慶応義塾大学 外科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
食道腫瘍
,
扁平上皮癌
,
ネオアジュバント療法
,
放射線化学療法
,
TPF Protocol
,
CF Regimen
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Esophageal Neoplasms
,
Neoadjuvant Therapy
,
Chemoradiotherapy
,
CF Regimen
,
TPF Protocol
pp.915-920
発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012364663
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食道癌は悪性腫瘍の中でも予後不良な癌の一つである。わが国では欧米を凌駕する手術成績をあげているが、食道癌手術治療成績のさらなる向上のためには、術前もしくは術後に化学療法、放射線療法を施行する集学的治療が不可欠と考えられている。一方、切除不能なT4食道癌に対して手術を施行するためにはdown stagingが必要であり、より強力なneo-adjuvant therapyが必要である。本稿では術前療法としてdocetaxel/cisplatin/fluorouracail(DCF)療法と化学放射線療法を中心に述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012