発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014298176
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
52歳男。下腹部痛を主訴とした。腹部造影CTでは上腸間膜動脈の解離とその起始部に壁在血栓を認め、孤立性上腸間膜動脈解離と診断したが、入院後は症状が消失し、降圧薬による血圧管理のみを行った。入院6日後の腹部造影CT検査では一部壁在血栓にuler like projectionを確認、真腔の狭窄所見が乏しく、経過観察としたが、発症6週間後の腹部造影CT検査では解離後の真腔は保たれ、仮性瘤は縮小していた。現在まで症状の再発は認めていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2014