ドレーンは必要か
手術部位感染からみたドレーン留置の功罪
清水 潤三
1
,
村上 昌裕
,
人羅 俊貴
,
金 浩敏
,
小田 直文
,
廣田 昌紀
,
吉川 正人
,
森島 宏隆
,
池永 雅一
,
三方 彰喜
,
松並 展輝
,
長谷川 順一
1大阪労災病院 外科
キーワード:
ドレナージ
,
手術創感染
,
消化器外科
,
EBM
Keyword:
Drainage
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Surgical Wound Infection
,
Evidence-Based Medicine
pp.715-718
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014246688
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ドレーンを挿入しておくことで患者の術後経過にメリットがあると信じられていた.しかし,ほとんどの無作為化比較試験において,予防的ドレーンはアウトカムに影響していない.ドレーンを長期に留置することでドレーン感染が発生し,医療関連感染としても対策が求められている.サーベイランスの結果を含めてドレーンと手術部位感染(SSI)の関係について解説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2014