ドレーンは必要か
術後回復強化プログラムからみたドレーン管理
福島 亮治
1
,
矢口 義久
,
堀川 昌宏
,
小川 越史
,
熊田 宜真
,
稲葉 毅
1帝京大学 外科
キーワード:
ドレナージ
,
食道切除
,
膵頭十二指腸切除
,
大腸腫瘍
,
早期離床
,
診療ガイドライン
,
周術期管理
,
大腸切除
Keyword:
Drainage
,
Early Ambulation
,
Colorectal Neoplasms
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Practice Guidelines as Topic
,
Esophagectomy
,
Perioperative Care
pp.719-723
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014246689
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欧州で提唱され本邦でも浸透しつつあるenhanced recovery after surgery(ERAS)[術後回復強化プログラム]では,手術患者の早期回復のために17の主要なelementsの遂行を推奨している.そのelementsの一つに"ドレーンをルーチンに使用しない"がある.このプログラムは,従来大腸手術を対象としたものであったが,現在はほかの術式にも対象が広がりつつあり,術式ごとにERASのガイドラインも発表されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2014