Surgical site infection(SSI)と創傷治癒
Surgical site infection(SSI) 術後創感染の管理 エビデンスと実際
木村 正美
1
,
堀野 敬
1健康保険人吉総合病院 外科
キーワード:
ドレナージ
,
院内感染
,
抗細菌剤
,
手術創感染
,
治療的洗浄
,
EBM
,
感染予防管理
,
予防的抗菌剤投与
,
創傷被覆材
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Cross Infection
,
Drainage
,
Therapeutic Irrigation
,
Surgical Wound Infection
,
Infection Control
,
Evidence-Based Medicine
,
Antibiotic Prophylaxis
pp.270-276
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008126297
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手術創感染に対する管理のポイントは、「感染の鎮静化」と「創傷治癒の促進」で、(1)早期の外科的創処置(創開放、異物除去、デブリドマン、洗浄など)により感染を鎮静化させ、(2)被覆剤を用いた創の湿潤環境による創傷治癒の促進を図ることである。従来行われてきた消毒は推奨されず、ドレッシングとしてのガーゼ使用の機会は著明に減少している。また感染創管理では、感染の伝播、コスト、患者の痛みと心理状態、看護師の労力などに配慮した方法を創意工夫することも肝要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008