直腸癌側方リンパ節転移のすべて
直腸癌側方郭清手技 鏡視下
河田 健二
1
,
長谷川 傑
,
肥田 侯矢
,
坂井 義治
1京都大学 消化管外科
キーワード:
直腸腫瘍
,
腹腔鏡法
,
リンパ節
,
リンパ節郭清
Keyword:
Lymph Node Excision
,
Lymph Nodes
,
Laparoscopy
,
Rectal Neoplasms
pp.1464-1470
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014009725
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腹腔鏡下直腸癌手術は,狭い骨盤での術野展開や機器操作などの技術的な困難性を伴い難易度が高く,また十分なエビデンスがいまだ示されていないため,その適応に関しては十分なコンセンサスは得られていない.加えて腹腔鏡下の側方郭清は手技の難易度もさらに高く,出血量増加や手術時間も長くなるため議論のあるところであるが,われわれは腹腔鏡の特性である狭い骨盤深部での近接拡大視効果が生かせる有効な術式であると考えている.本稿では腹腔鏡下側方リンパ節郭清の要点について概説した.
©Nankodo Co., Ltd., 2013