外科領域のpros and cons
直腸癌側方郭清 開腹 自律神経温存側方郭清における至適郭清範囲
安野 正道
1
1東京都立広尾病院 外科
キーワード:
開腹術
,
直腸腫瘍
,
腹腔鏡法
,
リンパ節郭清
,
直腸切除
,
解剖学的標識点
,
神経温存手術
Keyword:
Laparotomy
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
,
Rectal Neoplasms
,
Anatomic Landmarks
pp.1585-1590
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015031172
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根治性と機能温存の両立を追求した自律神経温存側方郭清術の歴史は30数年に及ぶ.自律神経温存側方郭清は,側方転移(局所再発)リスクの高い下部進行直腸癌に対する局所再発予防のための有効な治療モダリティである.機能と根治を両立する自律神経温存側方郭清における至適リンパ節郭清範囲にはいまだ議論の余地があり,開腹vs腹腔鏡のpros and consを論じるのはまだ時期尚早ではないか.
©Nankodo Co., Ltd., 2014