直腸癌側方転移の診断と治療 治療・手術
直腸癌側方郭清の手術手技 腹腔鏡下手術手技
田中 慶太朗
1
,
山本 誠士
,
鱒渕 真介
,
石井 正嗣
,
濱元 宏喜
,
奥田 準二
,
内山 和久
1大阪医科大学 一般・消化器外科
キーワード:
局所解剖学
,
直腸腫瘍
,
腹腔鏡法
,
リンパ節郭清
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
,
Rectal Neoplasms
pp.543-548
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017252773
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進行直腸癌に対する腹腔鏡下手術は,難易度が高く十分なエビデンスがいまだ確立されていないため,その適応に関しては術者とチームの習熟度に合わせて慎重に決定する必要がある.さらに,腹腔鏡下側方リンパ節郭清術は狭い骨盤内での複雑な解剖を対象とした手術であり,適切な郭清には骨盤解剖の特徴を理解したうえでの定型化した術式が必須となる.本稿では,当科で行っている腹腔鏡下側方リンパ節郭清術の要点と注意点について概説する.
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