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1大阪市立大学 肝胆膵外科
キーワード:
肝切除
,
術中期
,
超音波診断
,
胆管造影
,
胆汁瘻
,
腹腔鏡法
,
失血-外科
,
超音波外科
,
マイクロ波凝固療法
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Cholangiography
,
Biliary Fistula
,
Hepatectomy
,
Intraoperative Period
,
Laparoscopy
,
Ultrasonography
,
Blood Loss, Surgical
,
Ultrasonic Surgical Procedures
pp.1158-1164
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013380247
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肝切離においては切離線の設定,出血制御,止血,胆汁漏防止が重要なポイントとなる.肝切離線の設定には術中超音波検査が,出血制御には間欠的肝流入血流遮断法が広く用いられている.肝切離面の展開と視野の確保が重要で,hanging maneuverが用いられる.超音波破砕吸引装置(CUSA)やclamp crush法による肝実質切離と各種エネルギーデバイスによる凝固,切開が行われるが,デバイスの特徴を理解し,活用する必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2013