各種デバイスを応用した私の手術-使用法と工夫
各種デバイスを応用した肝・胆手術
金本 真美
1
,
島田 光生
,
宇都宮 徹
,
居村 暁
,
森根 裕二
,
池本 哲也
,
荒川 悠佑
,
岩橋 衆一
,
斎藤 裕
,
山田 眞一郎
,
高須 千絵
,
三宅 秀則
1徳島大学 消化器・移植外科
キーワード:
鉗子
,
肝切除
,
外科用ステープラー
,
外科的止血
,
電気凝固
,
超音波外科
,
メス
,
マイクロ波凝固療法
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Electrocoagulation
,
Hemostasis, Surgical
,
Hepatectomy
,
Surgical Staplers
,
Ultrasonic Surgical Procedures
pp.954-959
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013335164
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肝臓は易出血性の実質臓器であり,肝切除術においては術中出血の制御が重要である.近年,肝臓の流入血行遮断法であるPringle法や肝静脈系からの出血をコントロールするhanging maneuver法,さらにさまざまなエネルギーデバイスの普及などにより肝離断中の出血量は大きく減少し,開腹による肝切除術は安全に行われるようになった.これらのエネルギーデバイスは原理や使用方法が異なり,それぞれ長所と同時に短所も有しているため,それぞれの特性・使用法を熟知したうえで,場面に応じた最適のデバイスを選択することが肝要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013