各種デバイスを応用した私の手術-使用法と工夫
結腸癌に対する細径化鉗子を用いた患者と医師に優しいreduced port surgery
五井 孝憲
1
,
飯田 敦
,
山口 明夫
1福井大学 消化器外科
キーワード:
S状結腸腫瘍
,
鉗子
,
結腸切除
,
腹腔鏡法
,
外科的侵襲
,
トロカール
Keyword:
Colectomy
,
Laparoscopy
,
Surgical Instruments
,
Sigmoid Neoplasms
pp.938-942
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013335162
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結腸癌に対する腹腔鏡手術は全国的に普及しており,最近ではさらにポート数を減らしたreduced port surgeryも施行されつつある.しかし術者や助手の鉗子やカメラが干渉するなど制約が多く,若手医師への指導や剥離操作がむずかしいことなど手術時に障害が生じ,ひいては手術時間の延長につながることも懸念される.そこで当科ではこの問題を改善し,さらに創部の傷跡も考慮したreduced port surgeryの腹腔鏡手術を導入している.本稿ではポートの設定から術野の状態など有用性について提示する.
©Nankodo Co., Ltd., 2013