乳癌を究める
治療 早期乳癌に対するラジオ波焼灼療法
山本 尚人
1
,
中村 力也
,
尾内 康英
,
岡田 淑
,
岩瀬 俊明
1千葉県がんセンター 乳腺外科
キーワード:
熱傷
,
MRI
,
術後合併症
,
乳房腫瘍
,
針生検
,
治療成績
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Burns
,
Breast Neoplasms
,
Biopsy, Needle
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Postoperative Complications
,
Treatment Outcome
pp.725-728
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012270903
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ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation:RFA)は、乳房部分切除と比べて整容性に優れるため、早期乳癌患者にとって乳房温存療法の治療選択肢の一つになりうる。しかし、現時点では臨床試験でのみ行われるべきであり、その適応は少なくとも乳管内進展のない腫瘤径2cm以下の単発腫瘤で、リンパ節転移を認めないT1N0乳癌に限定されるべきである。本稿では、RFAの基本的手技および治療効果に関して、当施設で行った臨床試験成績をもとに概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012