肝細胞癌update 2012
治療 最新のラジオ波治療
片桐 聡
1
,
高崎 淳
,
米田 五大
,
山本 雅一
,
斉藤 明子
1東京女子医科大学 消化器外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
術後合併症
,
生存分析
,
治療成績
,
腫瘍量
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Postoperative Complications
,
Survival Analysis
,
Treatment Outcome
,
Tumor Burden
pp.171-177
発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012133345
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経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)が本邦に導入されてから12年が経過し、現在では肝細胞癌(HCC)局所療法の中心的な役割を占めるようになった。RFAは経皮的エタノール注入療法(PEI)やマイクロ波凝固療法(MCT)と比較して広範囲の壊死効果が得られることがわかってきており、その適応を3cm、3個以下とする施設が多い。その中で肝動脈塞栓療法(TACE)併用や狙撃方法の改良などで適応拡大を図る報告が多く認められるようになってきた。一方で、切除との比較・優劣についての見解は得られていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2012