発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004013562
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肝細胞癌(HCC)の局所制御という観点からは,切除治療はほぼ100%の完全局所制御率(CR)が達成可能であるのに対し,PEITのCRは70~80%,RFAのそれは85~90%である.長期生存成績に関しては,RFAはまだデータのない実験的治療である.切除とPEITとの生存比較では,単発のHCCに関しては肝障害度,腫瘤径によらず切除療法が5年生存率で10~20%ほど優れているが,多発症例に対しては今後肝移植治療を加えて検討される必要がある
©Nankodo Co., Ltd., 2003